四味食べ比べ対決、実食レポート

2019年1月9日~1月22日に京王百貨店新宿店にて開かれる、「第54回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(通称・京王駅弁大会)。今回の目玉企画は、「四味食べ比べ対決」
3つの駅弁を食べ比べした、リアルな感想をレポートいたします!

四味駅弁外見

四味 穴子重

和風だしに中華麺を合わせた姫路駅名物「えきそば」のだし汁で炊き上げた“オリジナルだし飯”を使った酒蒸しアナゴのあなご飯と炙り煮アナゴのあなご飯のほか、1尾分盛り付けられた焼きアナゴのちらし寿司、刻みアナゴのいなり寿司と、様々なアナゴが楽しめます。

四味 穴子重

酒蒸し穴子のあなご飯

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スタッフY

個人的には「酒蒸し穴子のあなご飯」が一番好み!一番穴子そのものの味が楽しめる区画。酒蒸しのためか臭みのない、ふっくらとしたあなごが、あっさり目のだし飯とベストマッチ。お弁当の中には味が濃いものが多いところで、こういったやわらかな味が楽しめるところがポイント。付け合わせのしいたけ煮などが味の変化を与えてくれます。

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スタッフF

4つの中では一番好きな味でした。穴子のふっくらさっぱりした味が野沢菜とシイタケに合っておいしい。酒に合わせられる味だと思います。

刻み焼穴子のいなり寿司

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スタッフY

オーソドックスないなり寿司にタレで味付けされたきざみ穴子がのっかる贅沢な一品。穴子の風味とやわらかな食感が口の中に広がる、これぞザ・あなご寿司です。

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スタッフF

稲荷にアナゴの組み合わせが少し意外でした。稲荷の揚げの甘さと穴子の詰めの甘さが噛み合う感じ?ただ思ってたよりは穴子感は薄めだった印象。

焼穴子のちらし寿司

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スタッフY

この区画が一番豪華。さくらでんぶと山菜の醤油漬けの2種類のつけ合わせがちらし寿司の味に変化を持たせ、さらにこの区画だけあなごが2本!香ばしいあなごとともに、さくらでんぶのほんのり甘いちらし寿司や塩辛い山菜漬けで思う存分あなご飯を楽しむことができます。

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スタッフF

穴子が大きい!ただ、ちらし寿司で食べるには少し身が大きかったかなと。味としては詰めと酢メシの組み合わせは不思議な感じ。万人受けしそうですね。

あぶり煮穴子のあなご飯

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スタッフY

炙った香ばしさがほんのり広がり、やわらかな煮穴子が楽しめます。「酒蒸し穴子のあなご飯」と似た構成ですが、こちらは黒豆の甘さがアクセント。付け合わせのしば漬けでクリアにしながら、あなご飯をほおばりましょう。

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スタッフF

柴漬けと黒豆と穴子の組み合わせがまずびっくり!それぞれと組み合わせると酸味・甘みが引き立てられた感じでした。

これだけの味や食感が楽しめ、4種のあなごが食べられる豪華さに圧倒されました。味が濃いな...と思ったら黒豆など別のものに手を伸ばしてリセットして、またあなごを楽しめる。駅弁として、これだけのクオリティが出せるのはそうそうないのではないでしょうか。車窓の景色を見ながら、ゆっくりと味わうと本当においしいと思います。

食べくらべ四大かにめし

日本最北に位置する稚内駅の調製元・稚内駅立売が手掛ける人気駅弁。タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、花咲ガニと 4 種類を食べ比べできるカニづくしで、味付けはそれぞれのカニ本来の味を引き立たせるように甘酢を使用。ご飯もカニによって酢飯(タラバガニ・花咲ガニ)と茶飯(毛ガニ・ズワイガニ)を使い分けています。

食べくらべ四大かにめし

ズワイガニ

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スタッフS

爪が乗っていて目を引く一角!身が柔らかくて茶飯と合わせてとても癒される味でした。個人的に一番好き。

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スタッフN

身がみずみずしく甘味が強い味で、茶飯との相性がすごく良かったです。

タラバガニ

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スタッフS

ほかのカニと比べても身がしっかりしていてみずみずしかったです。酢飯との組み合わせだからか、甘めに感じました。この区画だけカニ以外に付け合わせがあり、カニ部分が少し少なかったのが残念。おいしかったのでもう少し食べたかった!

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スタッフN

身が分厚くカニの風味をたくさん味わうことができます。

花咲ガニ

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スタッフS

初めて食べましたが、少し身が固めな印象を受けました。酢飯に負けないしっかりとした味をもっていて、いい組み合わせだなと感じました。

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スタッフN

初めて食べましたが他のカニよりも身が薄いながら味が深く濃い特徴的な美味しさでした。

毛ガニ

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スタッフS

棒状の身が乗っていて食べ応え抜群!身も柔らかく、毛ガニらしい豊かな香りが楽しめました。ふんわり柔らかな茶飯と合いますね。

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スタッフN

タラバガニと比べて甘味がある繊細な味を楽しめました。

四大ガニの味くらべと言うことで、北海道のタラバガニ・毛ガニ・花咲ガニ・ズワイガニを食べくらべ出来る駅弁です。それぞれ、ほぐし身を良く見て食べると、違いと特徴が良くわかります。普段あまり食べたことがないようなカニも食べることができる貴重な機会。ちょっとづつ吟味しながら頂き、4種のカニの味の違いが堪能できて大変満足できました。

味くらべ牛肉どまん中

しょうゆ、しお、みそに今回はカレー味を追加!ご飯には冷めてもおいしい、地元山形県産米「どまんなか」を使用。

味くらべ牛肉どまん中

しょうゆ

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スタッフM

味付けは、しょうゆの味がお肉にマッチしていて濃厚でした。ごはんにまでタレが染みこんでいて、これまた美味しい。ほろ苦いパセリと一緒に食べても全然負けないお味でした。

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スタッフH

しょうゆは安定!

しお

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スタッフM

上品なお味ですが、しっかりと味がついています。黒ゴマもかかっています。ほかのを食べた後に食べると若干薄味に感じてしまうかも。

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スタッフH

焼肉屋で焼肉するときも、本当においしいお肉はお塩だけでいただけますよね。およそそんな感じで、素材の味を一番感じられました。

みそ

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スタッフM

味噌がこの中で一番濃いめかな?と感じました。がっつり食べたい人におすすめでお肉食べたな~!という満足感がありました。アクセントの唐辛子がピリッと締めてくれます。

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スタッフH

甘辛に味付けされた味噌味の牛肉を、唐辛子でピリッと引き締めて、味わい深い仕上がりになっていました。

カレー

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スタッフM

カレーが今回新登場ということで「がっつりカレー味なのかな」と予想していましたが、意外と主張しすぎず、すんなりどまん中シリーズの味だなと思いました。若干味が続くと飽きるかもしれません。

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スタッフH

高級なビーフカレーを彷彿とさせる、駅弁界にありそうでなかった独特の味を楽しむことができました。

定番人気のしょうゆから、新登場のカレー味まで一度に楽しめるので、すでに「牛肉どまん中」を食べたことがある人にもおすすめな一品です!


一つの駅弁で4つの味が楽しめる、という贅沢な駅弁を集めた本企画。調理法や味付け、種類など、一度に味わったほうがより違いを楽しめるなという印象でした。どの駅弁も食べて損なし!なクオリティです。ぜひ、みなさんも食べ比べてみてください!

四味駅弁中身

最終更新日時:2020-10-13 08:56:38