日本の各地の味がここに集結!京王駅弁大会2025の注目グルメ
2025年1月4日(土)~1月22日(水)に京王百貨店新宿店にて開催する京王百貨店の名物イベント「第60回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(通称・駅弁大会)。今年は記念すべき60回目の大会ということで豪華な企画が満載!
全国のご当地ワンカップも集結!輸送駅弁コーナー
今年は輸送駅弁コーナーで『日本全国ワンカップ選手権』も開催!日本酒の奥深い味わいは駅弁との相性抜群。お酒好きにはたまらない企画ですね!旅気分で日本各地の味を楽しみましょう!
お正月にピッタリの華やかなワンカップも発見!ワンカップの見た目は様々で、駅弁の地域に合わせるか、見た目のフィーリングで決めるか、選ぶ楽しさもありますね!
さらに、昭和の旅情を感じる汽車土瓶もラインナップ。かつて鉄道旅行で親しまれたこのレトロな土瓶は、駅弁のお供として欠かせない存在でした。懐かしい雰囲気に浸りながら、駅弁とともに心温まるひと時を過ごしてみては?
毎年のことではありますが、輸送駅弁コーナーは大人気で混みあいます!事前に”WEBチラシ駅弁リスト”を確認し、計画を立てておくことをお勧めします。また、今年は京王百貨店公式サイトにて”遅延・売り切れ情報”にて最新情報も確認できます。ありがたいですね!
60回大会記念企画【復活!対決企画】
第33回大会(1998年)から実施している人気企画が5大会ぶりに完全復活!残念ながらすべてを食べることはできませんが、ブランド牛と海鮮のそれぞれ代表的な1つを実食!
【至高の美味】佐賀牛サーロインステーキ&赤身ステーキ弁当
「至高の美味 ブランド牛対決~近江牛×佐賀牛×神戸牛~」では滋賀の近江牛、佐賀の佐賀牛、兵庫の神戸牛が対決企画に登場。そのなかで、今回は九州駅弁グランプリ3連覇の有名店「カイロ堂」さんの「佐賀牛サーロインステーキ&赤身ステーキ弁当」をいただきました!
オレたちを見ろ!と言わんばかりにずらりと並んだ牛肉たち。テカったボディが食欲をそそります。
並ぶ佐賀牛の精鋭は、食べ応えのある赤身肉と脂肪がじゅわ~っと広がる柔らかなサーロイン。2つの食感とともに、甘みのある脂分で口の中にハッピーが広がります。
等級に加え脂肪交雑BMS値までこだわった佐賀牛ブランドを堪能できる駅弁で、満足感はたっぷり。
そしてこれがオンザ白米なところがポイント高です。肉と米のエンドレスループが楽しめます。
佐賀牛とは、黒毛和牛のうち一定の基準を満たさないと名乗れないお肉だそうです。見た目はサーロインステーキと赤身ステーキが綺麗に敷き詰められていて、テンションがあがります。
赤身ステーキはさっぱり、ずんずん箸がすすみ、あっという間にペロリと食べてしまいました。ごろっとカットされたお肉もあり、お肉の満足感がたっぷり。レアを残した焼き加減ですごくおいしい。
サーロインは食べる前のイメージは、脂っこいのかな?と心配でしたが
(スタッフMはアラフォーなので、胃もたれが気になる)
薄切りで脂のしつこさもなく食べやすかったです。
味付けもしっかりしているので、まずはタレ無しでお肉を味わってみるのもいいかも?!ご飯もシンプルな白飯でお肉にぴったりの相棒でした。きゅうりの漬物は、甘みがあり、すごくおいしかったです。
【海のごちそう】あわび・かき・ホタテ食べ比べ弁当
「海のごちそう頂上対決~カニ×ウニ×アワビ~」では北海道の三種の蟹を食べ比べる「道産三大蟹ちらし」、福島の郷土料理「うに貝焼きと」生雲丹を食べ比べる「うに貝焼きと生雲丹合盛り弁当」、北海道の7種類の海鮮を食べ比べる「あわび・かき・ホタテ食べ比べ弁当」が対決企画に登場。(やはり海鮮は北海道が強い…!)
そのなかで、なんと7種類の海鮮が楽しめる豪華な新作駅弁「あわび・かき・ホタテ食べ比べ弁当」をいただきました!
「豪華絢爛」を体現した一品。駅弁名の海鮮以外にもカニやうにも入っており、キラキラ光るその姿に目を奪われます。
あわびはとても柔らかくそして味がしっかり沁みており、ホタテは4つもどどんと。
濃厚なカキは煮つけてあるので臭みはほぼ感じられません。
ひとくちごとに驚きを感じ、飽きることなく食べ進められます。
これらの海鮮オールスターズを、ほんのりしょうゆ味のホタテの炊き込みご飯が下支えしており、うまーく味をまとめています。
まずは、この見た目!まるで豪華な海鮮おせちのような盛り付けです。
(今年は1/4から駅弁大会がスタートしているので、お正月のおせち気分も味わえてお得かもしれません)
アワビに、ホタテ、ウニにいくら…どれも主役級のまさに海鮮界のアベンジャーズが集結してしまった感じの豪華さです。まず目をひくのが、ドーンと真ん中に鎮座するまるごとのアワビ。ぷりっとしていてはごたえもすばらしく。身の大きさも迫力。貝ガラの上に載っていてビジュアルもよく、味は上品なのにしっかり味がついていてとてもおいしかったです。
牡蛎は独特のくさみがある為、苦手な方もいるかもしれませんが、今回一番味が濃い目で、逆に苦手な人でもいける味だと思いました。臭みが少なく、非常に食べやすい味付けかもしれません。
ガリはピンクで、辛さは結構強め後味が残ります。ぜひ最後の一口を取っておいて、温かいお茶で〆ていただきたいです。
イクラはが贅沢にのっており、口の中でもプリプリとした弾力たっぷりの触感で、すごくいい素材をつかっていて、とても贅沢だなと思いました。ウニとイクラが一緒に盛り付けてあるので、せっかくなので同時に味わってみてはいかがでしょうか。
「海のごちそう頂上対決~カニ×ウニ×アワビ~」は7種類の海鮮が味わえるということもあり、食べ終わったお二人にこの中で1番メインとなるものを1つ挙げるとしたら?と聞いたところ、満場一致で「アワビ!!」という回答。かなり柔らかかったそうで、やはり中央に鎮座しているだけあり、強かった…!
今回は肉VS海鮮ではないですが、もしどちらかしか買えないとしたら?という究極の質問には社員Yは「佐賀牛サーロインステーキ&赤身ステーキ弁当」、社員Mは「あわび・かき・ホタテ食べ比べ弁当」と回答。引き分けの結果に!
お弁当内での対決、ブランド牛や海鮮の種類の対決、いろんな対決を考えながら食べてみるのも面白いかもしれませんね♪皆さんの感想も是非聞かせてください!
60回大会記念企画【新幹線旅グルメ6マス弁当】
「いかめし阿部商店」さんのお隣、会場の一番奥で購入できるのが、今回企画で特別に製作された【新幹線旅グルメ6マス弁当】。昨年は「日本縦断コラボ」として4つの味を1折になった企画駅弁が販売されていましたが、今年はさらにパワーアップし6つの味が1折にぎゅぎゅっと集約!
沿線の美味しい駅弁てんこもり!東海道新幹線編
●静岡駅「元祖鯛めし」
元祖鯛めしの鯛は、ふんわりと甘みがあり、口に入れるとほんのりとした旨味が広がります。フワフワとしたほぐし身がご飯と一緒に口の中に入ることで非常においしさが分かりやすく感じ取れました。下にある炊き込みご飯自体も程よい旨味があり、鯛との絶妙なバランスが楽しめる一品です。
●豊橋駅「稲荷寿し」
稲荷ずしは、甘めのタレがしっかりとしみ込んでいて、ひと噛みするたびにタレの旨味がじゅわっと広がります。ご飯もぎっしりと詰まっていて、しっかりとした食べ応えがありました。甘さとコクが絶妙に調和し、シンプルながらも深い味わいを楽しめる一品です。
●名古屋駅「松浦の味噌ヒレカツ重」
さすが駅弁というべきか、冷めていてもお肉が柔らかく、驚きました。味噌だれは、程よい甘みと深みがあり、しょっぱすぎず絶妙な塩梅。お肉との相性が抜群で、全体としてバランスの取れた美味しさに仕上がっています。This is 名古屋といわんばかりの豪快で食べ応えがある味でした。
●岐阜羽島駅「ひつまぶし弁当」
ふわふわの錦糸卵の上に、食べ応えのあるウナギがごろごろと乗っており、見た目にも豪華です。一口食べるごとにウナギの風味が口いっぱいに広がり、脂の旨味とタレの絶妙なバランスが楽しめます。付け合わせの漬物と併せてほおばると油っぽさをさっぱりさせてくれました。ひつまぶしならではの豊かな味わいに、満足感が広がる一品です。
●米原駅「近江牛ステーキ&焼肉弁当」
ステーキのお肉はしっかりとした旨味を感じさせ、ジューシーで肉本来の味が楽しめます。一方で焼肉は、ガツンとした味付けがご飯とよく合い、食が進みます。2つのお肉の絶妙なバランスが非常に満足感を与えてくれます。箸休めに添えられたさっぱりとした味わいのナムルが全体の味を引き立ててくれました。
●京都駅「きつねの鶏めし」
だしで炊いたご飯だけでも十分に美味しい!具材も豪華でごろっとした鶏肉が入っており、食べ応え抜群。名前の通り、三角のお揚げが添えられており、見た目にも華やか。バランスの取れた美味しさが楽しめる一品でした!個人的にナンバーワン!
東海道新幹線は東京と大阪を結ぶ重要な鉄道網。重要な駅も多いため、その分名物も満載ですね~。旅する際になじみ深い駅も多いのでは?この実食レポートが旅行のお供駅弁を探す一助になれば幸いです!
60回大会記念企画【6層ミルフィーユ駅弁】
大会60回目ということで、6層の企画駅弁が登場。今回は北海道産ホタテを花びらのように見立てた見た目も華やかで年始にふさわしい「ほたて華寿しの海鮮ミルフィーユ弁当」を実食!
京王百貨店の駅弁大会60回を記念した「6層」のミルフィーユ駅弁。「ホタテ・ウニ・イクラ・カニ」「鮪のたたき」「サーモンフレーク・サーモン切り身・ししゃも卵」を酢飯で挟んだ豪華な盛り付けです。ホタテが特に気に入りました。最上段に敷き詰められたホタテの貝柱はひとつひとつが肉厚かつ濃厚な味わいで、「駅弁でこんなにたくさん食べていいの?」と言わんばかりの圧倒のボリュームでした。
あれから1年―食べて石川県を応援しよう!
【がんばれ!ローカル線】能登のかきめし
今回は石川県の能登地域を走る「のと鉄道」から能登の牡蠣を使用した「能登のかきめし」が登場。能登・中島に接している七尾西湾は美しい海に恵まれており、美味しい牡蠣が育ちます。石川県産の醤油で炊きこんだ石川県産のお米と甘辛い味付けの牡蠣は相性抜群!
2024年4月に能登半島地震から全線復旧した、のと鉄道の能登中島駅にある「駅マルシェわんだらぁず」が作る駅弁をいただきました。
小ぶりなサイズなので足りるかな、なんて思ったのですが、醤油味の炊き込みご飯がぎっしり入っていて大満足!このご飯がまたむっちりもっちりしていておいしい!
濃厚クリーミーな甘辛の牡蠣が6粒ものっていました。レモン煮にした五郎島金時、優しい甘みでデザートなのかな、と思いながらもおいしくて止まらずパクパクパクッ。
掛け紙には、七尾湾を背景に進むのと鉄道の車両が描かれていて、旅情をそそります。冬の日本海、いいですよね。おいしいですよね。行きたくなります。
実演販売にも加賀の調整元「駅弁たかの」
1896年創業の老舗調製元「高野商店」が出店。輪島朝市をイメージした輪島朝市組合公認の駅弁「輪島朝市弁当」が10年ぶりにリニューアル。そのほか、加賀の豊かな海の恵みを味わえる「加賀のかにすし」を販売。
輸送駅弁の石川県の駅弁も是非!
カニの脚の身5本+カニそぼろ+錦糸卵+シイタケの煮物という華美さは無いが品の良さのあるお弁当。
まずはカニ(本ズワイガニ)の脚から頂く。優しいうまさである。塩気も程よく、ホロっとした脚の旨さも沁みる。カニそぼろめしもおいしい。軽やかな味でご飯が進むので、食べるペースが加速する。もっとボリュームたっぷりでこれが食べられたらなあ、と思ってしまうが駅弁なので量は多すぎないくらいでいいのである。
シイタケの煮物、これはいぶし銀。通常のお弁当だとお漬物の枠なのだろうが、お漬物の醤油っぽいしょっぱさと比べると甘さのあるシイタケの煮物のおかげでカニの味が口の中で上書きされ過ぎないのがいい。
あっという間に平らげてしまった、ボリュームとしては食いしん坊な人間なので4割くらいだが、舌の満足度は大満足なのでOK。カニの筋が1本だけ入っていたが、それもまたカニを食べる時のご愛敬なので気にならず。
石川県の輸送駅弁は「金沢三昧」「たかのののどぐろめし」「のどぐろとかにめし弁当」「バイ貝・牡蠣 おにぎり」「金澤 かにすき弁当」「紅の蟹弁当」「小松しし肉弁当」など多数販売があります。その中で、今回は「金澤 かにすき弁当」を実食。皆さんも、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか?
駅弁×ご当地ラーメン!夢の駅麺コラボ
1月16日(木)からは展開期間③に突入!個人的目玉は“駅弁✕ラーメン”のコラボレーション弁当。ラーメンがお弁当の形で販売されるだけでも興味をそそられるのに、ましてや駅弁とのコラボなんて!と飛びつき販売初日に買いに行きました。お昼時はかなり混んでいたので、できればあまり混まない時間に事前購入するといいかもしれませんね。なんせ、加熱式ですから!いつ買っても食べるときにはホッカホカ!
鹿児島黒豚炙り焼豚ラーメンとまかない角煮めし
加熱式容器のあったか駅弁。やはりお弁当は温かくいただきたいもの、と深く感じます。そしてラーメン&角煮めしという濃厚な内容ならばなおさらのこと。野性味を感じる(いい意味で!)チャーシューに中ちぢれ麵、別添のスープと脂を入れる「汁なしラーメン」スタイルで味はまさに濃厚。しかし量がちょうどいいのでくどさはあまり感じられません。むしろ「もうなくなったの...??」と寂しさを感じてしまうほど。角煮めしは「まかない」と冠するのに疑問を持つほど豪華で、脂身まで柔らかく煮込んだ肉がどどんと乗っかり、角煮らしい卵も。それでいてダシが効くあっさり目な炊き込みご飯がラーメンと対照的です。山菜たちも肩を並べてごはんのうえに鎮座。総じて野の幸をふんだんに味わる駅弁です。
今回はラーメンということで、スープとなる汁をかけてから紐を引く。加熱式はなかなか食べる機会もなく、毎回わくわくします。数分後、熱々のラーメンが完成!中太ちぢれ麺はスープと絡みやすく、スープ自体もくどさがなく絶妙な塩梅。柔らかなメンマとキクラゲが良いアクセントになっています。やはりラーメンは温かい状態でいただくのが一番ですね!加熱式技術に感謝です。
そして今回の個人的MVPは「まかない角煮めし」の角煮!脂身が得意ではない私でも夢中になるほどの美味しさで、もっと食べたくなってしまいました。さすが松栄軒さんですね。ラーメンに入っていたチャーシューも絶品でしたが、お肉へのこだわりが際立っています。まかないとは思えないクオリティの高さに感動しました。
熱々ラーメンと絶品角煮、両方を楽しめる素晴らしいコラボ駅弁でした!
今回は「鹿児島黒豚炙り焼豚ラーメンとまかない角煮めし」をいただきましたが、駅弁×ご当地ラーメン企画として、他にも「常陸牛 牛べんとあんこう味噌ラーメン弁当」「駅めん 吉山商店×美食千歳」という魅力的なラインナップが販売されています。駅弁の枠を超えた、珍しくて贅沢なコラボレーション弁当の数々。この機会に是非お召し上がりください!
最後に
今年は1月22日(水)まで開催。第50回から第59回までの記念どんぶりが特別に復刻する【第60回記念 特製どんぶり企画】や1月16日(木)以降からは豊富なバリエーションが一堂に会する【ひっぱりだこ飯大集合】、駅弁とご当地ラーメンのコラボなど、今回ご紹介できなかった企画もまだまだあります。普段なかなか買いに行けないような全国各地の駅弁を食べれるチャンスです。ご希望日の2日前までなら、京王ネットショッピングにて、ネット事前予約も可能です。まずはチェックしてみてはいかがでしょうか!