【行ってきました】赤穂の天塩、塩づくりワークショップ 5月2日(火) 開催レポート
最終更新日:2023-05-16 13:42:05
5月2日(火)、東京都新宿区百人町にある「株式会社 天塩」さん(https://www.amashio.co.jp/)の天塩スタジオで【塩づくり体験】のワークショップが開催されました。開催日当日の1日限りの開催とはなりましたが、今後機会が増やせないか検討中、とのこと。参加した直後ではありますが、次回開催が今からとても楽しみです。
このページでは、編集担当がワークショップに参加したときのレポートをご紹介します。
海水から塩を作ろう!
そもそも塩は海水から作られている、ということが意外に知られていないようで、このこともワークショップを開催するきっかけになったそうです。ただ普通の海水から炊きだすとかなりの時間を要するため、スタジオで用意していただいた塩分濃度24%の海水200mlを使って炊きだします。
最初は強火で2~3分。ぶくぶく沸騰させたら火を止めて落ち着かせていくと、土鍋の余熱で水分が飛び、だんだんと塩の結晶ができていきます。
画像では分かりにくいかもしれませんが、四角い半透明のつぶつぶが塩の結晶。光が反射してとてもキレイ。ずっと眺めていられます。
ここから弱火でじっくり炊いていきます。水分が飛んでいくにつれ、雪のような真っ白の塩のかたまりがどんどんできていきます。このかたまりを崩すかどうかであら塩のつぶの大きさにオリジナル性が出るようです。市販のものはサラサラなので、私はあまり崩さずつぶの大きいものを作ってみました。
水分を飛ばして塩を完成させる!
炊いた塩をお茶パックに入れて水分を飛ばす準備。用意されていた「サラダの水切りボウル」に入れて、全力で回し!レッツ水切り!
───人力では水分20%までしか減らせないようです。
さらに水分を減らすために機械の力を借ります(人力でやるのは苦労するよ!という教え)。これでようやく水分量は10%以下になります。
ここで用意されたのは脱水機。塩の水分を飛ばす専用とのことで、毎回洗浄するのはとても大変そうです。
脱水タンクには今日これまでの塩水がたまっていて、やはり人力でやるよりはるかに水分が飛ぶようです。
水分を飛ばせばこれであら塩が完成!隣はおつかれさまの意味でおもてなしいただいた塩レモンのレモネード。「株式会社 天塩」さんのホームページ(https://www.amashio.co.jp/)でレシピも公開中とのことでぜひチェック。とても美味しかったです。
ここから熱を加えて焼き塩、さらには抹茶を混ぜて抹茶塩を作れるとのこと。私は焼き塩を選択。
出来上がったあら塩の半分を中火のフライパンにかけて炒めていきます。
実は塩は焦げません。焼いても、フライパンの塩は真っ白のまま。これは私も知りませんでした。
塩の透明感が薄くなり、白色が濃くなってくると焼き塩の完成です。完成したものがこちら!
パックに包んでお持ち帰りできました。
このように海水から作る塩は、マグネシウムやカルシウムを含んだお塩になり、より深い味わいがでる、と赤穂の天塩スタッフさんのお言葉。最初の24%濃度の強いしょっぱさから始まり、水分を飛ばす前後の味の変化(甘味が本当に出てきます!)、焼き塩とあら塩の違いなど、ワークショップならではの塩の楽しみ方ができました。
塩水を炊いていく間の時間も「塩」に対するスタッフさんの深いお話にじっくり耳を傾けたり、同じ時間に参加していたお子さんや皆さんとの会話が弾み、あっという間にワークショップは終了。和気あいあいとしたワークショップとなりました。
「赤穂の天塩はこのような機会をぜひ今後も続けていきたい」と最後におっしゃっていました。次回の開催が本当に楽しみです。
最後に突然の訪問にも関わらず、明るく楽しくご対応いただいた社長様スタッフ様に感謝申し上げます。