山口県東部エリアに新たな観光スポットが誕生!『 シークレットミュージアム Yanai Yamaguchi 』

最終更新日:2025-06-24 10:41:35

山口県東部エリアに新たな観光スポットが誕生!『 シークレットミュージアム Yanai Yamaguchi 』

国の重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)に選定されている山口県柳井市の「白壁の町並み」に常設ミュージアム『シークレットミュージアム Yanai Yamaguchi』をオープン!
山口県の「文化財を活用した観光コンテンツ造成モデル事業」に採択された本プロジェクトは、全国各地から集めた様々なあかりの作品やアート作品を展示するほか本格的な謎解きを通じて町の周遊を楽しめる常設施設です。

伝建地区の名建築を活用した「分散型ミュージアム」初公開の場所も

柳井市「白壁の町並み」は「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定された江戸時代の商家の町並みで、かつて北前船貿易で栄えた港町でもあります。その複数の商家の建物を「ひとつのミュージアム」として活用する本プロジェクトは国内でも初※の事例となる、「伝建地区を活用した分散型のミュージアム」です。とりわけユニークなのは「受付以外、展示会場の場所が明かされないミステリアスな運営」で国内でも初となるスタイルです。
ゲストは唯一、場所が明かされている受付に集まり、店の番頭から次の見学地の場所を告げられます。来場者は見学後も場所を一切明かさないことを条件に参加するため、伝建地区のどこに展示空間があるのかはわかりません。また「今まで一般公開されていなかったプライベート空間」にも入ることができ、一歩踏み込んだ観光体験に出会えます。

隠し扉を開けて秘密の部屋へ!様々な仕掛けが楽しめる「謎解き要素」

「分散型ミュージアムスタイル」と「謎解きスタイル」の掛け合わせが楽しめる『シークレットミュージアムYanai Yamaguchi』では、東京都内で活躍する謎解き制作会社とミュージアムのキュレーターがコラボレーションした「本格的な謎解き体験」が楽しめます。
この謎解きのためだけに制作された隠し扉を開けて、秘密の部屋に入ったり、様々な仕掛けがつまった特製の冊子を用いてスパイ映画さながらの謎解きに挑戦。秘密の暗号を入手して町の店員と暗号のやり取りを楽しんだりと、映画の主人公になったような没入感を味わえる内容となっております。さらに運営キャストが、物語を語る“ストーリーテラー”として登場し、セリフを通して来場者を物語の世界へと誘います。
例えば、来場したゲストに対し、「貴重な文化財を見学するに足る人物かどうか」を試す運試しの勝負を挑んできたり、さりげなく謎解きに必要なヒントを出してきたりと、物語体験をより一層盛り上げます。
なお、プランとしては「謎解き+ミュージアム見学」と「ミュージアム見学のみ」の2種類を用意。滞在時間や興味に合わせ、自由に楽しみ方を選択いただけます。

全国から集められたユニークな作品群

本ミュージアムのキュレーションは東京で10年続く文化財を舞台にした日本のあかりの企画展を立ち上げ、ロンドンでのあかりのアート展示、東京都主催のイルミネーションイベントなどのプロデュース経験を持ち、柳井市の人気コンテンツ「柳井金魚ちょうちん」を東京タワーやすみだ水族館、イギリスでの初展示に結びつけたことで柳井市ともゆかりのある関東の団体「日本あかり博」が担当しております。今回はその代表・芳賀尚賢が館長を務め、これまでの開催経験の中から選りすぐりの出展者を集め、柳井市の各所に展示します。北前船の交易を通じ全国から様々な品々が集まった港町柳井市。柳井金魚ちょうちん誕生のきっかけが江戸時代の北前船交易で青森(弘前)から伝わったように、再びこの町に全国からエキゾチックな品々が一堂に会します。

分散型ミュージアム×謎解きで町の周遊を

山口県の「文化財を活用した観光コンテンツ造成モデル事業」に採択されている本プロジェクトは、全国的な人口減少・少子高齢化が進む中で、「文化財を次世代に継承するための積極的な活用」と、「収益を得ながら適切な時期に保存修理を行う仕組みづくり」のモデル事例の創出を目的としています。本プロジェクトでは、可能な限り町との連携を図るよう設計されており、「謎解きの立ち寄り先」や「無料で見学できるパブリック展示」なども実施します。200年前に柳井市で誕生した甘露醤油を今も作り続ける老舗の佐川醤油店や、1年間の来場動員目標をわずか半年で超えた人気の「みどりが丘図書館(柳井市立柳井図書館)」などがその会場となり、ミュージアムに入場せずとも本プロジェクトに参加することが可能です。

中国地方 初の取り組み「観光パートナー」「宿泊パートナー」制度

一過性のイベントではなく、常設施設としてオープンするシークレットミュージアムYanai Yamaguchiでは無料展示や謎解きだけでなく、「観光パートナー」「宿泊パートナー」制度と銘打つ、新たな取組みも実施します。この制度は集客施設、宿泊施設、飲食施設、交通インフラと「相互告知」「コラボ宿泊プラン」「パートナー割引」などで連携することにより「点で戦う観光」から「面で戦う観光」への転換を目指すものです。本取り組みは山口エリアのみにとどまらず広島エリア、九州エリア、インバウンドでの訪問動機を、相互連携を通じて高め、「エリアとしてのブランド強化」を図る取り組みです。現在、シークレットミュージアムYanai Yamaguchiを中心とした両パートナー制度では、空港や公共交通機関とのチケット販売や告知協力などの話が進んでおり、柳井市周辺の宿泊施設とのコラボ宿泊プランの開発も進行中です。

地元の歴史をエンターテイメントに昇華したバックグラウンドストーリー

柳井市は江戸時代、大阪と北海道を日本海経由で往復した商船「北前船」の寄港地であり、瀬戸内有数の商業港として繁栄しました。北前船に乗った商人は日本各地の品や文化を持ち込み、その頃栄えた商家の町並みが「白壁の町並み」として現代にも残っています。こうした歴史から、柳井市は山口県東部の中でも「柳井金魚ちょうちん」「甘露醤油」「柳井縞」といった様々な観光素材がありますが、そもそも「白壁の町並み」と北前船が結びついていない方も少なくありません。今回、シークレットミュージアムYanai Yamaguchiでは「サムシングニュー・サムシングチェンジ」をコンセプトに、コンテンツの定期的なアップデートを設計に入れています。その設計の中で着目したのが、「北前船の寄港地」という史実です。この史実から、「柳井市には全国各地から珍しい調度品が集まる」という設定を取り入れ、一部フィクションを交えて演出プランに昇華しました。この設定によりシークレットミュージアムYanai Yamaguchiには絶えず新しい異文化の要素を取り入れる事が可能となりました。

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